56歳38年ぶりにロードバイクにまたがる
38年ぶりに自転車(ロードバイク)を買ったという話です。
ぼくとロードバイクの関わりは中学生から
筆者は56歳。スポーツを始めるのに年齢制限は無いにしても50代後半からロードバイクというスポーツ自転車を始めるのはちょっと少ないかも。
しかし実は中学時代から通学自転車を改造して「なんちゃってロードバイク」にカスタムしてツーリングなどをスタート、高校生になったとき本物のロードバイクを手に入れようと決心する。ちなみに30年ほど前まで日本ではロードバイクのことをロードレーサーと呼ばれていました。
しかし当時からロードバイクは通学用など一般自転車とは比較にならないくらい高価だったため、学生の身分ではいきなり購入するのは難しい。
そこで考えたのはフレームやパーツをバラバラに順に買っていき、少しずつ組み立てることにしました。今で言う「バラ完」に近い感じかな。
実際には中学生の頃から徐々にパーツ類を揃えだしていたため、高一の中頃には完成していました。当時サッカー部に所属していたんですが、サッカー部のメンバーもスポーツ自転車を始めだして3年間はよくツーリングに出かけていました。
子供の頃から工作やメカいじりが得意だったこともありますが、ロードバイクをイチから自分で組み立てたという経験はその後も良い経験となって仕事や生活の中でも大きくプラスとなります。業務で使用するパソコンを自作したりプログラミングしたり、家電の修理もお手の物です。身の回りの「機械モノ」の修理をプロやサポートに頼ったことがあまりありません。
しかし大学生になってからは移動手段がクルマになったことも相まって、この自転車熱も徐々に冷めていきロードバイクに触れることも少なくなっていきます。
ロードバイクを再開
自転車の世界から遠ざかっていきロードバイクの事情も疎くなっていきましたが、それでも時々目にするロードバイク情報には目を見張るものがありました。
学生時代のロードバイクはフレームは鉄(普通鋼、高級品はクロームモリブデン鋼)、パーツ類も鉄もしくはアルミ合金が主でしたが、時代の変遷と共に炭素繊維強化プラスチック(以下、カーボン)が使われるようになっていきます。そういった複合材料モリモリの世界はF1に匹敵するんじゃないかと思ってましたね。
さてその後の自分の趣味というかスポーツは小学生から続けていた社会人サッカー、やがてサーフィンも始め、トレーニングも兼ねてランニングがメインになっていきフルマラソンや山々を駆け巡るトレイルランにハマっていきました。
「ロードバイクって素材も含めスゲー世界になってるな」と時々意識することはありましたが、学生時代にやり尽くした感があったため二度と自転車に戻ることは無いだろうと思ってました。
普段からランニングを趣味にしていましたが、50歳を越えた頃プライベートでいろいろ忙しく走れない時も多くなりました。50代半ばでランニングのブランクがありましたが、ちょっと落ち着いてきた55歳でランニング再開。でもブランクあといきなり走り込んだことが原因で膝の半月板を痛めてしまいました。
痛めて半年経っても改善はおろか悪くなる一方です。痛みで歩くことも困難になりちょっとした買い物すら支障がある始末です。このままでは老後も心配だなーと思い手術を決断します。診察ではやはり半月板損傷、外科的治療は内視鏡手術で損傷部位を切除または縫合となるそうで、それは覗いてみないとどちらになるかは未定。
結果損傷部位を切除し